PMきほんラボ

CASE 23スコープと変更

終盤に来た、「サービス名を変えたいかもしれない」

「検討中」は無料に見えて、チームの前提を蝕みます。決まらない変更は、決めないコストを可視化する。

状況

あなたは、公開間近のアプリ開発を担当しています。開発は終盤。あとは仕上げるだけ、という段階です。

定例で、クライアントがふとこう言いました。「社内で、サービス名を変えるかもしれないという話が出ていまして

詳しく聞いても、決まっていることは何もありません。名称だけ変わるのか、トーン全体を見直すのかも未定。「もう少し社内で詰めます」と言われて、その日は終わりました。

次の定例でも、その次でも、同じ答えが返ってきます。

あなたなら、どうする?

決まらない変更が、宙吊りのまま進んでいます。 — 選ぶと、その選択の「ありがちな帰結」が開きます。正解当てではありません。全部読み比べてください。

— 残り 3 件の帰結が未読です —

実際の顛末

変更範囲のパターン別に見積もりを事前提示し、回答期限を設定。「この時期の変更は作業期間・追加費用に影響する」ことを繰り返し明示し、宙吊りの状態をリスクとして管理下に置きました。結果的には、保留のままフェーズが終了しています。

「検討中」は、無料に見えて、チームの前提を蝕みます。 決まらない変更は、パターン見積もりと期限で「決めないコスト」を可視化する。

このケースの教訓

  • 「検討中」は無料ではない。チームの前提を蝕むコストがある。
  • 決まらない変更は、パターン見積もり+期限で「決めないコスト」を可視化する。
  • 判断するのは事業側。こちらの仕事は判断材料を渡すこと。

持ち帰りチェックリスト

  • 終盤の大型変更について、受付条件を決めてあるか
  • パターン別見積もりのテンプレートを持っているか
  • 宙吊りになっている「検討中」の案件を、リストで管理しているか

同じ穴が自分の案件にもないか、16項目で点検できます(登録不要・約3分)。

案件の健康診断を受ける →

NEXT STEP

こうした事故は、担当者の能力ではなく「孤立」から起きます。

株式会社Enlyt(エンライト) は、10年かけて言語化した“観点”を、現役の実践者が御社の会議に入って移植します。 AIは、その観点を毎週回し続けるエンジン。6ヶ月で、御社だけで回る状態にして抜けます。

無料の健康診断を申し込む →診断を受けても、契約の義務は一切ありません。
← ケース一覧へ次のケース:「対応不要」のはずのものが、動かなかった

本サイトのケーススタディは、プロジェクトの現場で起こりがちな状況を再構成したものです。特定の企業・団体・案件を指すものではありません。