CASE 15 / 期待値の管理
決められないクライアントを、決めさせる
決められないのは、相手の性格のせいではありません。選択肢と期限とデフォルト案が、提示されていないだけ。
状況
あなたは、ある基盤構築のプロジェクトを担当しています。
キックオフから数週間。スケジュールの管理方法も、タスクの管理方法も、なかなか決まりません。クライアント社内の協議待ち、別システム側の対応待ち——待ちのタスクが積み上がり、全体が止まりかけています。
催促はしています。「ご検討状況はいかがでしょうか」と。返ってくるのは「社内で確認中です」。
あなたなら、どうする?
この膠着を、どう動かしますか。 — 選ぶと、その選択の「ありがちな帰結」が開きます。正解当てではありません。全部読み比べてください。
— 残り 3 件の帰結が未読です —
実際の顛末
「こんな感じでどうですか」という提案ベースで主導権を確保し、「いつまでに何が必要か」というデッドラインの提示と、「間に合わない場合はこう進める」というプランBの併記をセットで運用しました。
決められないのは、クライアントの性格ではありません。選択肢と期限とデフォルト案が、提示されていないからです。
このケースの教訓
- 「どうなっていますか」は、相手に何も渡していない。案を出す。
- 依頼には「期限 + 遅延時の影響 + プランB」の3点セットを添える。
- プランB付きのデッドラインは、圧力ではなく救済になる。
持ち帰りチェックリスト
- クライアントへの依頼事項に、期限が設定されているか
- 期限を過ぎた場合に何が起きるか、伝えてあるか
- 決まらなかった場合のデフォルト案(プランB)を用意しているか
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こうした事故は、担当者の能力ではなく「孤立」から起きます。
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