CASE 22 / 複数社での協業
「何に時間がかかっているのか、分からない」
透明性への違和感は、問題が小さいうちに拾って、構造で解消する。対症療法だけでは必ず再発します。
状況
あなたは、長期のラボ型開発を担当しています。担当チームは海外拠点。関係は良好で、大きな問題は起きていません。
定期のヒアリングで、クライアントからこんな言葉が出ました。
「今から取り掛かると言っていたタスクが、実は完了していたことがあって」 「何に時間がかかっているのか、こちらからは分からないんですよね」
どれも、単体では小さな話です。「問題」として取り上げるほどのことではない、とも言えます。
あなたなら、どうする?
小さな違和感が、いくつか出てきました。 — 選ぶと、その選択の「ありがちな帰結」が開きます。正解当てではありません。全部読み比べてください。
— 残り 3 件の帰結が未読です —
実際の顛末
現場への確認とコミュニケーションの改善を行いました。深掘りの結果、個別の事象は細かい話で「問題として取り上げるものではない」との判断に落ち着きましたが、その過程で突発的な依頼と短期での体制決定という構造的な負荷が確認され、計画的なリソース増強の提案につながっています。
透明性の違和感は、問題が小さいうちに拾って、構造(依頼のリードタイム・報告の粒度)で解消する。個別事象への対症療法だけでは、再発します。
このケースの教訓
- 透明性への違和感は、小さいうちにしか拾えない。
- 違和感は症状。その下にある構造まで掘る。
- 「問題ではなかった」で終わらせず、そこで見えた構造的負荷は拾う。
持ち帰りチェックリスト
- 進捗報告の粒度について、クライアントと認識が合っているか
- 依頼から体制確定までのリードタイムに、基準があるか
- 小さな違和感を拾う場(定期ヒアリング)が設けられているか
同じ穴が自分の案件にもないか、16項目で点検できます(登録不要・約3分)。
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こうした事故は、担当者の能力ではなく「孤立」から起きます。
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