PMきほんラボ

CASE 21複数社での協業

引き継ぎ初日、いきなりファシリテーター

引き継ぎとは、資料を渡すことではありません。その場で意思決定できる状態を、受け渡すことです。

状況

あなたは、ある案件の引き継ぎを受けたばかりのメンバーです。前任者からドキュメントは受け取りました。読み込みは、これからです。

その矢先、前任者が急に休むことになりました。今日は、クライアントとの定例。あなたが、ファシリテーションを担当することになります。

会議が始まります。質問が飛んできます。状況を把握しきれていないあなたは、こう答えました。「確認して、追ってご連絡します

クライアントの表情が、少し変わりました。「週に1回しかないMTGなので、できればこの場で決めたいのですが

あなたなら、どうする?

定例で「持ち帰り」を繰り返してしまいました。 — 選ぶと、その選択の「ありがちな帰結」が開きます。正解当てではありません。全部読み比べてください。

— 残り 3 件の帰結が未読です —

実際の顛末

内部での状況連携とクライアントへの説明を即日実施し、引き継ぎを前倒しで完了させました。

引き継ぎとは、資料を渡すことではありません。その場で意思決定できる状態を作ることです。そして引き継ぎの完了条件は、「読み終わった」ではなく「決められる」であるべきでした。

このケースの教訓

  • 引き継ぎの完了条件は「資料を読んだ」ではなく「その場で決められる」。
  • 定例の価値は、決定の速度にある。持ち帰り1回は、相手の1週間の損失。
  • 「聞きながらやる」は、引き継ぎを永久に完了させない。

持ち帰りチェックリスト

  • 引き継ぎの完了条件が、意思決定の可能性で定義されているか
  • 主要な会議に、バックアップ担当が設定されているか
  • 担当者が急に不在になったとき、定例が回る状態か

同じ穴が自分の案件にもないか、16項目で点検できます(登録不要・約3分)。

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NEXT STEP

こうした事故は、担当者の能力ではなく「孤立」から起きます。

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本サイトのケーススタディは、プロジェクトの現場で起こりがちな状況を再構成したものです。特定の企業・団体・案件を指すものではありません。