CASE 17 / コントロールできない要素
依存先の遅延と、切り離す勇気
他社への依存は、スケジュールの連帯保証です。切り離せる構造を先に作っておけば、相手の遅延は相手の問題のままにできる。
状況
あなたは、あるサービスの追加開発を担当しています。連携先の改修は、別のベンダーが担当しています。
その他社側の作業が、1週間以上遅れています。こちらの作業は予定通り終わっているのに、連携先が完成しないため、公開できない。そして公開日は、迫っています。
催促はしています。しかし相手にも事情があり、こちらからコントロールする手段はありません。
あなたなら、どうする?
他社の遅延で、自分たちの公開日が人質に取られています。 — 選ぶと、その選択の「ありがちな帰結」が開きます。正解当てではありません。全部読み比べてください。
— 残り 3 件の帰結が未読です —
実際の顛末
自分たちの担当分を切り離して先行公開し、依存機能は「現時点で動かないもの」として明示合意しました。全体を人質に取られない構造に組み替えたことで、公開日は守られました。
他社への依存は、スケジュールの連帯保証です。切り離せる構造を先に作っておけば、相手の遅延は相手の問題のままにできます。
このケースの教訓
- 他社依存はスケジュールの連帯保証。切り離せる構造を先に設計する。
- 「揃わないと出せない」は、多くの場合は思い込み。分解できないか疑う。
- 巻き取りは、責任の境界を恒久的に動かす。
持ち帰りチェックリスト
- 他社に依存している箇所は、洗い出されているか
- その依存を切り離して先行公開できる構造になっているか
- 依存タスクが遅延した場合のシナリオを、事前に用意しているか
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こうした事故は、担当者の能力ではなく「孤立」から起きます。
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