PMきほんラボ

CASE 12契約と合意

契約終了後のトラブルを、どこまで面倒を見るか

「ちょっと見てもらえますか」は、“ずっと見てもらえる”という既成事実化への入り口です。善意の同席と、作業の受託は、明確に分ける。

状況

あなたが担当していた案件は、引き継ぎが完了間際。契約期間も、まもなく終了します。

そこへ連絡が入ります。「本番でトラブルが出ていて、サービスが使えない状態です。見てもらえませんか

状況を聞く限り、原因はクライアント側で管理している部分にありそうです。そして契約期間は、既に終わろうとしている。対応する義務は、ありません。

——でも、目の前でサービスは止まっています。

あなたなら、どうする?

この連絡に、どう応じますか。 — 選ぶと、その選択の「ありがちな帰結」が開きます。正解当てではありません。全部読み比べてください。

— 残り 3 件の帰結が未読です —

実際の顛末

切り分け調査によりクライアント側起因であることを特定。MTGには善意で同席しました。そのうえで追加対応は見積もりと予算確認を先行させ、リソースと過去の経緯を踏まえて条件を整え、合意後に着手しています。

「ちょっと見てもらえますか」への正しい答えは、拒否でも即対応でもなく——どこまでが善意で、どこからが仕事かの線を、その場で引くことでした。

このケースの教訓

  • 契約終了後の「ちょっと見て」は、“ずっと見てもらえる”という既成事実化への入り口。
  • 善意の同席(切り分け・状況把握)と、作業の受託は明確に分ける。
  • 終わり方は、次の受注の営業資料になる。

持ち帰りチェックリスト

  • 契約終了時に、終了後の障害対応の条件を事前に定義したか
  • 再着手する場合の見積もり・合意プロセスが決まっているか
  • 「善意でやること」の範囲を、自分の中で言語化できているか

同じ穴が自分の案件にもないか、16項目で点検できます(登録不要・約3分)。

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NEXT STEP

こうした事故は、担当者の能力ではなく「孤立」から起きます。

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本サイトのケーススタディは、プロジェクトの現場で起こりがちな状況を再構成したものです。特定の企業・団体・案件を指すものではありません。